はじめに
 
 京町家改修を始める動機数年前から自転車で西陣を通ると古い家の間に新しい家やマンションが建ち町並みが壊れていっているなあと感じ始めていた。
 その頃、両親がふたりで住んでいた上京区の古い家を改修し、商いをしながら我々と子供たち、そして両親が生活してゆく場を作れないかと思い始めていた。

 2001年夏、長年勤めた「ホテル」を辞めて、その古い家を改修して暮らしていけるプランを色々考え始めた。

 その頃から京町家に対して京都市の取り組みがあり次代につなぐ京町家「京町家なんでも相談」の存在を知った。
 
 京都市景観まちづくりセンターとして、昔の小学校の跡地が事務局であり2002年2月にセンター主催の町家再生セミナーに出席し改修の考え方を聞いた。
 その後、僕が生まれ育ったのが「京町家」でありセンターを窓口に改修をすすめようと相談に訪れた。
 
 一般相談で改修のアドバイスを受けその後専門相談を受けるがより詳細に話をすすめるのには「京町家作事組」に相談に行く事を奨められる。
インターネットのHPで内容を確認し4月に入り室町五条にある事務局をたずねる。

 作事組の事務局は僕が育った家と同じような「通り庭」と「火袋」がある京町家でデジカメで撮った僕の家の現況と我々の基本的な考え方を伝えた。
事務局長の田中氏はとても感じのいい方で早速作事組の理事会で取り上げてもらえることになった。
 
 程なく作事組理事長の梶山氏、工事担当理事の中西氏、そして京町家再生研の京極氏が我が家に見えられ建物の全体チェックを行い改修が可能 であり作事組が担当していただける事になった。
 
 概要の設計から進んでゆき基本設計を終えいよいよ9月から工事に入る事になった。
 これからこの京町家改修の模様を記録してゆき京町家「布屋」として公開してゆきますので今、にわかに注目を集めている京町家の改修の参考になればと思います。
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